買取不可の業者もある?日本酒を売る際の注意と日本酒の種類について

日本酒は買取不可の業者もあるため注意!

現在は様々な日本酒が販売されていますが、生産量が僅かで希少性が高い銘柄もあります。
人気のある地酒も少なくないですが、買い取ってもらう場合は注意が必要です。なぜなら、日本酒の買取を断っている業者もあるためです。

お酒買取業者は、ウイスキーやブランデー、ワインなどをメインに買取していますが、日本酒は買取不可のところも少なくありません。
業者が買取を断っている主な理由は以下の3つです。

温度変化に弱い
冷蔵での保管が必要になる
保管場所を取る

日本酒は温度変化に非常に弱く、適切な温度から外れるとすぐに品質が変化してしまいます。風味が落ちる場合も多く、保管がとても難しいのです。
また、温度を一定に保つには冷蔵庫が必要になるなど、業者にとっては保管コストの負担が大きく、割に合わないと感じるため買取に消極的なのです。

広い保管スペースが必要な点も理由に挙げられます。紙パックの日本酒も売られていますが、高級銘柄などの日本酒は瓶(四合瓶や一升瓶)に入っており、他のお酒よりスペースを取ります。
ワインやブランデーより瓶が大きく、場所を取ることが買取不可の理由です。取り扱いも注意が必要ですが、それ以上に瓶のサイズがネックとなっています。

ただし、一部の業者は日本酒の買取も行っています。こうした業者は、冷蔵庫などの設備と広い倉庫を確保しているため、買取にも影響がないのです。
もし日本酒を売る時は、査定対象に含まれるか確認してから依頼しましょう。

日本酒の種類について

一口に日本酒と言ってもその種類は様々。現在は一風変わったスパーリング日本酒のような種類も登場しており、昔と比べてバリエーションが増えています。
主な種類だけでも以下の5種類があり、味わいも大きな違いがあります。

純米酒

純米酒は米と麹のみを使用して作られる日本酒です。古くから作られており、濃厚なコクとほのかな黄金色が特徴です。
製造は手が込んでおり、通常は5~10度前後に保ち、更に1ヶ月以上麹をさせて作られます。

なお、純米酒は以下3種類に分けることが可能です。

純米酒
純米吟醸酒
純米大吟醸酒

これらの違いは精米歩合にあります。純米大吟醸酒は50%以下、純米吟醸酒は60%以下との規定がある一方、純米酒に分類される銘柄は精米歩合の規定がありません。
共通しているのは原材料のみです。精米歩合によりランクが変わると覚えておくと良いでしょう。

吟醸酒

吟醸酒は米と米麹の他に、醸造アルコールを添加して作られる日本酒の種類です。
精米歩合は60%以下と規定されており、透き通るような色とスッキリした飲み口が特徴です。
ただし風味は銘柄によって大きな違いがあり、例えば甘口の銘柄もあれば、やや辛味が強い銘柄も存在します。そうした違いを楽しめるのも純米酒の魅力です。

製法は純米酒に似ていますが、醸造アルコールを添加する点が違います。
添加の目的は酵母の発酵促進で、これによって日本酒本来の香りを引き立たせ、より風味が豊かに仕上がるのです。

大吟醸

大吟醸は精米歩合が50%以下の日本酒で、原材料・製法は吟醸酒と同じです。
色は無色透明に近く、味と香りのバランスが取れているのが特徴です。飲みやすいことから、日本酒が苦手な方にも適しています。

大吟醸酒は高級銘柄が多く、価格が高騰しています。
入手困難な銘柄もありますが、その分買取相場は高く、高価買取を期待できるのが魅力と言えるでしょう。

にごり酒

にごり酒は、際の醪(もろみ)を粗くろ過した日本酒の総称です。日本酒を製造すると、米が発酵して醪が作られます。
通常はこれを完全にろ過しますが、あえて一部を残したものがにごり酒と呼ばれます。
醪と合わさった際の色は雪のように白く、通常の日本酒より強い米の旨みが特徴です。味わいは銘柄ごとの差が大きく、甘みが強いものから辛口でキレがある銘柄までバリエーション豊富です。

にごり酒は、製造過程でろ過が行われます。醪を粗くろ過したものを、そのまま瓶詰めしているのが他との違いです。

スパークリング日本酒

スパーリング日本酒は、日本酒の中に炭酸ガスを封入したお酒のことで、発泡日本酒と呼ばれることもあります。
スパークリングワインのようなスッキリした口当たりが特徴ですが、大半の銘柄が甘口に仕立てられています。種類も豊富で、ロゼワインのような銘柄やシャンパンに近いものまであり、女性でも飲みやすいと評判です。

なお、スパーリング日本酒は製法が2種類あります。酵母を瓶詰めした後に瓶内で発泡させる瓶内二次発酵式と、炭酸ガスを直接溶かし込む炭酸ガス注入式です。
純米酒を用いる場合は前者、それ以外は後者の製法が一般的になっています。

種類によって価値も変わる

このように、日本酒は非常に多くの種類があり、年々種類や製法も多様化しています。
それぞれが独特の風味を持つため、違いを楽しむのも良いでしょう。ただ、種類によって買取相場も変わる点には注意が必要です。